ショパールについて

それは1860年のこと。スイスのジュラ山脈地方に位置する村、ソンヴィエ。ルイ・ユリス・ショパールが時計工房を開いたのが、今日のショパールの起源と言われています。当初は実用的で高精度の懐中時計などを製造しており、その正確さが認められ、スイス鉄道に納めていたそうです。その後、1920年には創業者の孫にあたるポール・アンドレ・ショパールが本社をジュネーブに移しました。その決断により、ショパールはその市場を世界各国に広げることに成功。しかし、その成功から数えること20年弱、1963年に転機が訪れます。


この転機こそ、ショパールがさらなる飛躍をするきっかけとなりました。


きっかけとは、ドイツで高級ジュエリーとジュエリー・ウォッチを製造し独自ブランドも持っていたカール・ショイフレとの出会い。現在のショパールが持つふたつの顔のひとつ、ジェリーやジュエリー・ウォッチのノウハウをショイフレ家がもたらしたのです。その出会い以降は飛躍的に販売を伸ばし、1975年には本社工場をジュネーブ郊外のメイランに新たに建設。時代の波にのったショパールは、1979年に『ハッピーダイヤモンド』モデルを発表します。


『ハッピーダイヤモンド』モデルの当初のコンセプトは男性用の角型時計でした。ですが、1970年代後半から80年代は機械式からクォーツへの転換期でもあったのです。小型、薄型のクォーツ・ムーブメントは女性用のジュエリー・ウォッチを製作する上で、非常に適したメカニズムでした。今日一般に知られている女性用の愛らしいモデルへと発展していったことは、ごく自然な流れだったと言えるでしょう。


卓越した技術とノウハウ、そして輝かしいデザインをクオリティ。ショパールの歴史をひもとけば、すべてはハイブランドとしての素養を十分に持っていたことが伺いしれます。


ジュエリーウォッチブランドとして皆さんに馴染みのあるところでは、カンヌ映画祭のオフィシャル・パートナーが挙げられます。レッドカーペットをゆったりと歩く女優の胸元にはショパールのハイジュエリーが輝き、それを目にすることは珍しくありません。また、最優秀作品賞(パルムドール賞)のトロフィーはショパールの手による作品で、海外各国では様々なセレブに認められ、愛用されている一面をのぞかせています。